
目次
マングローブや干潟を歩いていると、
片方のハサミだけがとても大きなカニを見かけることがあります。
それが
👉 シオマネキ

です。
初めて見る方は、
「ケガをしているの?」
「なぜ左右で大きさが違うの?」
と驚かれることも少なくありません。
今回は、吹通川の干潟でもよく見られるシオマネキの不思議なハサミについてご紹介します。
シオマネキは、
マングローブや干潟に暮らす小さなカニです。
石垣島では
などの仲間を見ることができます。
干潮時になると巣穴から出てきて、
泥の上をせっせと歩き回る姿が見られます。
実は大きなハサミを持つのは
👉 オスだけ
です。
メスは左右ほぼ同じ大きさのハサミを持っています。
つまり、
大きなハサミは食事のための道具ではありません。
大きなハサミの一番の目的は、
👉 「私は元気ですよ!」というアピール
です。
オスは大きなハサミを上下に振りながら、
メスへアピールします。
これを見ていると、
まるで手を振っているように見えます。
シオマネキ(潮招き)という名前は、
この動きが由来です。
大きなハサミを振る姿が、
まるで潮を招いているように見えたことから名付けられました。
大きなハサミは、
ライバルとの戦いにも使われます。
繁殖期になると、
オス同士が向かい合い、
大きなハサミで押し合いをします。
見た目は迫力がありますが、
相手を傷つけるというよりは
「力比べ」
に近い勝負です。
ここが面白いところです。
大きなハサミは立派ですが、
食事には向いていません。
シオマネキは泥の中の有機物を食べています。
食事をするときは、
反対側の小さなハサミを使います。
つまり、
大きなハサミは
👉 「モテるための道具」
であり、
👉 「ご飯を食べる道具」
ではないのです。
カニは脱皮を繰り返します。
そのため、
ハサミを失っても再生することができます。
最初は小さなハサミですが、
脱皮を繰り返しながら少しずつ大きくなっていきます。
自然界では鳥や魚に襲われることもあるため、
この再生能力はとても重要です。
シオマネキを見つけたら、
ぜひ少し離れた場所から観察してみてください。
近づきすぎると巣穴へ隠れてしまいます。
じっと待っていると、
など、
面白い行動を見ることができます。
シオマネキは、
きれいな干潟やマングローブ環境に多く暮らしています。
そのため、
たくさんのシオマネキが見られる場所は、
自然が豊かな証拠とも言えます。
吹通川でシオマネキが元気に暮らしているのは、
マングローブや干潟の環境が今も残されているからなのです。
シオマネキの大きなハサミは、
食事のためではなく、
のために進化したものです。
私たちには少し不思議に見える姿ですが、
シオマネキにとっては生き残るための大切な武器なのです。
マングローブや干潟で見つけたら、
ぜひその大きなハサミにも注目してみてください。
シオマネキは写真で見るよりも、実際に観察するとずっと面白い生き物です。
干潟一面で何十匹ものオスがハサミを振る様子は、まるで小さなダンス会場のようにも見えます。
オリオン石垣島のマングローブ&サンゴ礁カヤック・SUPツアーでは、吹通川のマングローブだけでなく、干潟に暮らすシオマネキやミナミトビハゼなどの生き物たちもご紹介しています。
潮の高さによって景色も生き物も変わるので、同じフィールドでも毎日違う発見があります。
ただ漕ぐだけではなく、「なぜこの生き物はこんな形をしているんだろう?」そんな自然の面白さも一緒に楽しんでみませんか?
石垣島の自然を、
安心して、そして深く楽しんでみませんか?
▶ ツアー詳細・ご予約
https://www.orion-ishigaki.com
