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石垣島のマングローブツアーに参加したお客様から、
「この木はずっと海水に浸かっているのですか?」
「なぜ枯れないんですか?」
という質問をいただくことがあります。
確かに私たちが普段見ている植物の多くは、海水をかぶり続けると枯れてしまいます。
では、なぜマングローブは海水の中でも元気に育つことができるのでしょうか?
今回は石垣島のマングローブについて、ガイド目線でわかりやすくご紹介します。
実は「マングローブ」という名前の木はありません。
マングローブとは、
海水と淡水が混ざる場所(汽水域)に生える植物の総称
です。
つまり、
「サクラ」や「マツ」のような木の名前ではなく、
特別な環境で暮らす植物たちのグループ名なのです。

石垣島では主に
などを見ることができます。
オリオン石垣島でご案内している吹通川は、石垣島北部に広がるマングローブエリアのひとつです。
吹通川のヒルギ群落は石垣市の天然記念物にも指定されており、ヤエヤマヒルギやオヒルギを中心としたマングローブ林が広がっています。
ここが一番不思議なところです。
植物にとって塩分は大敵。
海水をそのまま吸い続けると、多くの植物は水分を吸えなくなり枯れてしまいます。
しかしマングローブには特別な仕組みがあります。
マングローブの根は、
海水に含まれる塩分の多くを取り除いてから水を吸い上げています。
例えるなら、
高性能な浄水器のような仕組みです。
完全に塩分を除けるわけではありませんが、
大部分をカットすることで生きていけるのです。

根を通り抜けた塩分はどうなるのでしょうか?
実は葉から外へ排出しています。
オヒルギなどの葉をよく見ると、
表面に塩の結晶が付いていることがあります。
触ると少ししょっぱく感じることもあります。
ツアー中に観察すると子どもたちがよく驚くポイントです。

マングローブは常に海水の中にいるわけではありません。
石垣島のマングローブ林では、
1日に2回ほど潮が満ち引きします。
満潮時には海水に浸かり、
干潮時には根元が現れます。
そのため海と陸の両方の特徴を持つ特殊な環境になっています。
マングローブを見ると、
地面からたくさんの根が飛び出しています。
これは単なる支えではありません。
泥の中は酸素が少ないため、
空気中から酸素を取り込むための役割もあります。
人間でいうと「シュノーケル」のようなものです。
マングローブ林は木だけの場所ではありません。
そこにはたくさんの生き物たちが暮らしています。
例えば
など。
潮が満ちたり引いたりする環境を利用しながら生活しています。

石垣島のマングローブは、
ただ木を見るだけではありません。
潮の高さによって景色が大きく変わります。
満潮のときは
まるで森の中をカヤックで探検しているような景色。
干潮のときは
シオマネキやハゼたちが暮らす干潟が広がります。
同じ場所でも訪れる時間によってまったく違う表情を見せてくれるのです。
マングローブは、
海水と淡水が混ざる特別な環境で暮らす植物たちの総称です。
そして、
といった工夫によって生きています。
石垣島のマングローブを見ていると、
植物も環境に合わせて驚くほど進化していることが分かります。
カヤックやSUPでゆっくり進みながら観察すると、
ただの森に見えていた景色が少し違って見えてくるかもしれません。
マングローブは、ただ木が生えている場所ではありません。
潮の満ち引きによって景色が変わり、
干潟にはカニやハゼたちが現れ、
季節によって見られる生き物も変わります。
「なぜ海水の中で生きられるのか」
「なぜこんな形の根をしているのか」
そんなことを知ってから見ると、同じ景色でも見え方が大きく変わります。
オリオン石垣島では、石垣島北部の吹通川を中心に、マングローブの森をご案内しています。
カヤックやSUPでゆっくり進みながら、
などをご紹介しています。
また、当店のツアーではマングローブだけで終わりません。
海況が良ければサンゴ礁が広がる海へ漕ぎ出し、石垣島ならではの「森と海の両方」を楽しむことができます。
自然は毎日同じではありません。
だからこそ私たちは、その日の風や潮、天候を見ながら、一番気持ちよく楽しめる時間をご案内しています。
「ただ漕ぐだけではなく、自然の面白さも知りたい」
そんな方は、ぜひ一緒に石垣島のマングローブを探検してみませんか?
石垣島の自然を、
安心して、そして深く楽しんでみませんか?
▶ ツアー詳細・ご予約
https://www.orion-ishigaki.com
